ブログネタ
今日のつぶやき に参加中!
pp_torakkuhashiru_TP_V





最もエロい部活は陸上部である。
中学1年生の時に陸上部だった私は断言する。


女子の先輩は3人しかいなかった。
12歳~15歳の女子なんて3人いれば1人は可愛いものだが、何の因果か、全員中の下だった
せめてマネージャーは可愛いだろうと願ったが、何故かマネージャーのシステムが存在しなかった。

その中の1人の先輩に短距離走のいろはを教わった。
彼女のフォームは美しく、2年生とはいえ女子なのに我々1年生男子より早くて尊敬出来る人だった。


「君たちはクラウチングスタートの練習をした方がいいね」

ある日の練習中、私と、同級生のもう1人が呼ばれた。
トラックにスターティングブロックをセットして彼女の言葉を待つ。

「じゃあ私がやってみるから見ててね」

彼女はブロックに足を掛け、スタートの合図をするようこちらに目で合図をした。

「よーーい」

合図は同級生がやった。
彼女は尻を上げ、脚をピンと伸ばす。
彼女が走る前に、私に激震が走った。

こいつ、顔は中の下のくせに、なんてキレイな脚なんだ…。





今までに何度も見ていたが、真横で見るとその美しさに性的興奮すら覚えた。
おまけに、短パンの隙間からベージュの生地が垣間見える
それが下着なのかサポーターなのかは分からなかったが、
多感な時期にある少年を興奮させるには充分な代物だった。

「スタート!」

気が付けば、走り出す彼女の尻を目で追っていた。
横目で同級生を見ると、彼も同じものを見ていたのか、心ここにあらずといった感じで私と同じ方向を見つめていた。


それから数日後、1人で帰りの通学路を歩いている時だった。

「あれ?カズキくん?」

彼女だ。

「一緒に帰ろう!」

練習の時には見せないステキな笑顔だが、中の下なのは否めない
それでも私は歓喜した。
女子と一緒に下校したことなど1度もなかったから、緊張で声が出ずただ頷いた。


やはり会話は部活の話がメインだった。
説教はなく、他の部員や顧問の話で盛り上がった。
ただ、頭の中は彼女の脚のことばかりだった。
触りたいだとかセックスがしたいだとか、そんなことよりもとにかく見たい。
悪魔との契約で、顔の美しさを代償に、脚の美しさを特化させたかのではないだろうか。


それからは練習の日になると横目で彼女を追い掛けるようになってしまった。
好きなのとは違う。
どちらかといえばセックスシンボルだった。


そしてまた数日後。
3年生の先輩たちが引退するので、1~2年生で色紙に寄せ書きをすることになった。

まず、我々1年生が書き終わった色紙を、2年生に渡して書くようにお願いする。
その、2年生に渡す係に私が任命された。
正確にいえば、誰もやりたがらなかったので、じゃんけんで負けた私がやらされた。

くそ、めんどい…どうにか楽に出来る方法は…そうだ!
2年生の誰か1人に渡して、「みなさんで回して書いていただいて、僕に渡してもらえますか?」でいいんだ。
1人1人を回って書いてもらう必要はないんだ。
それなら彼女がうってつけだ。
男子の先輩には頼みにくいし、彼女なら喜んで引き受けてくれそうだ。


休み時間、階段を昇り彼女の教室の前に着くと、ギャル3人がドアの前で談笑していた。
完全に邪魔だが、これをどかすと面倒なことになりそうだ。

「すみません、◯◯先輩いますか?」

嫌々ながらも、その中でも比較的まともそうな1人に声を掛けた。

「◯◯? 誰それー?」
「そんな奴いたっけー?」

何故か大声で言う。
あれ? 隣の教室だったっけ?
そう思ったときだった。

「はいはい、ごめんねー」

ギャルの間をくぐり抜け、彼女が廊下に出てきた。

「誰お前? こんな奴いたっけ?」
「ギャハハハハ」

どうやら彼女はいじめられているらしい。
真面目で思ったことをハッキリ言うタイプだから、苦手な人も多いかもしれない。

「あの、この色紙なんですけど…」
「うん」

後輩に見られたくない場面を見られてしまった彼女。
面倒な仕事を押し付ける私。
可哀想とは思いながらも、自分が楽になるためにはどうてもよくなっていた。


彼女はその後も練習のときには変わらず優しく教えてくれた。
それが却って悲しかった。